おちゃのこサイエンスで取り上げる実験のテーマは、オーソドックスなものが中心です。
なぜなら、ベーシックなテーマの中にこそ科学の基礎となる大切な事柄がすべて含まれているからです。
テーマはベーシックなものですが、毎回の実験には必ず“ストーリー”があります。
シンプルな問いかけからスタートし、こうしたらどうなる? そうなったのはなぜだろう?……
とどんどん掘り下げていき、最後には、ナルホド!ナットク!というステージが訪れるように授業を組み立てています。
「学校ではやらないような珍しい実験」ではなく、敢えて学校でもやるようなテーマを取り上げつつ、より深く、そしてワクワクするような探究的アプローチで授業を展開しています。
ストーリー性あふれる実験をより楽しくわかりやすく進めるため、オリジナルテキストを使用しています。
テキストは、フルカラーで、イラストや図を豊富に入れ、ビジュアル的に内容が把握できるよう工夫を凝らしています。
また、実験テーマに関連した発展的知識やトリビアもコラムの形で載せてありますので、読み物としても楽しめるようになっています。
実験を終えて帰宅してからもう一度テキストを読み返すとストーリーがより鮮明に見えてきます。
保護者の皆さんには「今日の実験は何をやったの?」と尋ねる際に、ぜひテキストを出して一緒に眺めながらお子さんの話を聞いていただくようお勧めしています。
一般的な理科実験の授業では、講師がやって見せる演示実験と生徒が自分たちで行うグループ実験は別々に行われますが、おちゃのこサイエンスでは、その境界を無くし、ひとつのテーブルで講師と生徒が一緒に実験を進めていきます。
そうすることによって、
①生徒が自ら実験を行う際にきめ細かく適切なアドバイスをすることができる
②演示実験も遠くから「見ているだけ」にはならず実験のすべての過程を実感を持って体験することができる
③つねに活発な質疑応答がなされる
④安全面でも目が行き届く
等、多くのメリットが生まれます。
この授業スタイルを実現するため、クラスの人数は、ワンテーブルにつける6名までとしています。